本文へスキップ

Column

明洞CO2レーザー、深く削るほど跡が残る理由 〈深さの落とし穴〉

色素・シミ

「ほくろ、レーザーで一度にすっきり全部取ってしまえないのですか?」

「稗粒腫と小さな傷跡まで一緒に整えたいのですが、一度でできますか?」

CO2レーザーでほくろや病変を悩まれている方が、よく投げかけてくださる質問ですね。

DA Clinic Myeongdong からご挨拶いたします。代表院長の Kwon Si-jin です ^^

私たちはまもなく明洞(ミョンドン)で開院する準備を進めているのですが、開院を前にほくろ・稗粒腫・傷跡を気になさる方がとても多いので、まずは情報としてまとめておきますね。

正直にお伝えします。ほくろは深く削るほどきれいになるわけではなく、かえってその場所がくぼんだ傷跡として残りやすいです。

ですから「一度で深く」ではなく、診断したうえで深さに合わせて分けて取るほうが跡が残りにくいんですよね。ここから順にほどいてお伝えします。

どこで受けられるにしても、押さえておきたい基準を一緒に見ていきます。

CO2レーザーは「水分を焼いて削り取る」機器です

CO2レーザーは、10,600nm 波長で肌の中の水分に吸収され、標的の組織だけを精密に気化させる剥皮用レーザーです。

わかりやすく言えば、色素だけをピンポイントで消すフォトショップの消しゴムツールのように、病変組織を一層ずつ削り取る原理ですね ㅎㅎ

ですからほくろ・首いぼ(軟性線維腫)・稗粒腫・イボのように、盛り上がった隆起病変を精密に除去するのに使われます。

同じ機器を「フラクショナルモード」に切り替えると、削り取るのではなく、真皮に微細な刺激を与えて毛穴や傷跡の質感を整えるのにも使われます。一つの機器に二つの仕事が入っているわけです。

1つ目、「一度に深く」ではなく「深さに合わせて」です

多くの方が「どうせ取るなら一度に最後まで掘り取ればきれいになるだろう」とお考えになりますよね。

ところがほくろは深さがまちまちなので、深いほくろを一度に最後まで掘ると、その場所がくぼんだ陥凹性瘢痕として残るリスクが上がります。

逆に出力が弱すぎると病変が取りきれず、再発のリスクが生じます。

ですから大切なのは、とにかく深く、ではなく、ほくろの深さと肌の厚みを診断して、出力とモードを合わせることです。深いほくろは2〜3回に分けて段階的に取るほうが、より安全なんですよね。(反応はそれぞれ異なります)

2つ目、取る前に「これが本当にほくろなのか」をまず見るべきです

思いのほか多く見落とされる部分なのですが。

見た目はほくろのように見えても、別の色素疾患や、診断が必要な病変であることがあります。

ですから私たちはむやみにレーザーを当てず、肌診断機でまず確認する手順を踏むのが適切だと考えています。

これはどちらの医院で受けられるにしても、押さえておくと役立つ部分ですね。「早く取ってください」よりも「これが何なのかをまず見てください」のほうが、結局はより安全な順序なんですよね。

3つ目、結果は「かさぶたの管理」で分かれます

CO2レーザーで病変を取ったあとは、その場所に1〜2週間ほどかさぶたができて、自然に剥がれていきます。

ここで結果がかなり分かれます。気になるからとかさぶたを手で剥がしてしまうと、その場所に色素沈着や跡が残りやすいんですよね。

かさぶたが剥がれた直後はピンク色の新しい皮膚が少しくぼんで見えますが、時間が経つにつれて満ちてくるので、あまり心配なさらなくて大丈夫です。

そして赤みは3〜6か月かけてゆっくり薄くなります。この時期に紫外線対策をしっかりすることが、色素沈着を防ぐ要です。

正直に言うと、こういう場合はより慎重になるべきです

CO2レーザーが、あらゆる病変の万能の解決役ではありません。

ケロイド体質の方や妊娠中の方、施術部位に活動性の感染がある方は、施術を見送って、まずご相談いただくほうが安全です。

また、深くくぼんだニキビ跡はレーザーだけでは深さに限界があるため、サブシジョンのような別の方式を併せて見る必要があることもあります。

汗管腫のように一度できれいに終わるよりも、地道な管理で取り組む病変もあります。ですからとにかくレーザーから、ではなく、ご自身の病変に合った方向を知っていただくことが先ですね。

ほくろのように見えて、ほくろではないもの

「ほくろを取りに来ました」といらっしゃったのに、ほくろではない場合が思いのほかあります。

  • 老人性色素斑茶色い斑点なのでほくろと誤解しやすいのですが、性格が違います
  • 稗粒腫白い粟粒のように見えるもので、アプローチが違います
  • 首いぼ少し飛び出した肌色の突起
  • いぼ原因が違うので、ほくろのように扱うと広がることがあります

見た目が似ていても 扱い方と再発の仕方が違います。 とくに大きさ・色・境目が最近変わったのなら、そのお話は必ずお伝えください。変化のある病変は、取る前に確認する順序が先です。

傷跡・毛穴にも使う理由

CO2レーザーは病変の除去のほかに、肌のきめを整え直す ほうにも使われます。

表面をごく細かい点に分けて扱うと、手をつけていない合間が回復を助けながら、きめが整っていく構造と説明されます。ニキビ跡や毛穴に言及される理由です。

ただしダウンタイムがついてきます。ですからご予定に余裕を持てる時期に始められるほうがよく、何回かに分ける計画が案内される場合が多いです。

当院明洞院にはCO2系としてヘスティアを置いています。深い傷跡には、極細針の高周波(ポテンツァ)を併せて見ることになる場合もあります。

結果を分けるのは取ったあとです

  • 当日〜3日扱ったところにかさぶたができます。水が触れることと、こすることは避けられるほうがよいです
  • 1〜2週間かさぶたが自然に落ちます。無理にはがすと、その場所に跡が残りやすくなります
  • その後の数か月新しい皮膚が赤く見えてから、ゆるやかに薄くなります

多くの方がかさぶたが落ちれば終わりだとお考えになりますが、色素が残るかどうかはそのあとの数か月で分かれます。 赤いところは色素をつくりやすい状態ですので、このときに日光をそのまま受けると茶色い跡として残ることがあります。

ですから回復期に気を配っていただくものは 保湿覆っておくこと紫外線対策 の三つです。軟膏やテープは、施術を受けたところの案内をそのまま守られるほうが安全です。

赤みが三日を超えてひどく続いたり、浸出液が出たり、痛みがだんだん強くなったりする場合は、待たずにご連絡ください。

  • 一度で深くより 深さごとに分けて 整えます
  • 取る前に 本当にほくろなのか から確認します
  • かさぶたの管理 が跡を減らします

よくある質問

Q. ほくろは一度で全部取れますか?

A. CO2レーザーでほくろを取るとき、とにかく一度に深く除去するのが良いわけではありません。浅く表在性のほくろは1回できれいに整いますが、深いほくろを一度に最後まで掘ると、陥凹性瘢痕が残るリスクが上がるんですよね。ですから深いほくろは2〜3回に分けて段階的に取るほうが安全です。分けて行うので再発のように見えることもありますが、追加の施術で整う場合が多いです。ほくろの深さは人それぞれなので、診断のうえで回数を決めるのが先です。

Q. かさぶたはいつ剥がれて、傷跡は残りませんか?

A. CO2レーザー施術後は通常、1〜2週間ほどかさぶたができて自然に剥がれます。このときいちばん大切なのは、かさぶたを無理に剥がさないことです。手で剥がすと、その場所に色素沈着や跡が残りやすいんですよね。かさぶたが剥がれた直後はピンク色の新しい皮膚が見えて少しくぼんで見えることがありますが、時間が経つにつれて満ちてきます。その後の赤みは3〜6か月かけて薄くなりますので、紫外線対策と保湿を地道に行ってくださいね。(回復の速さには個人差があります)

Q. 毛穴や傷跡も同じレーザーでできますか?

A. CO2レーザーのフラクショナルモードは、ほくろ・首いぼのような隆起病変を取る切除モードとは目的が異なります。病変を削り取るのではなく、肌に微細な刺激を与えて真皮のコラーゲン再生を促す方式なので、毛穴や薄い傷跡の質感を整えるのに活用されるんですよね。ただ一度でドラマティックに変わるわけではなく、通常は4〜6週間隔で3〜5回ほど積み重ねながら、ゆっくり質感が整っていきます。深くくぼんだ傷跡はレーザーだけでは限界があるため、別の方式を併せて見ることもあります。

Q. 一度にいくつも取ってよいですか

A. 個数と位置、深さによって異なります。ケアすべき場所が一度に増えると、そのぶん気を配ることも増えますので、回復の条件を併せて見てお決めになるほうがよいです。

Q. 夏に受けてもよいですか

A. 季節そのものより 回復期間に日光をどれだけ防げるか が基準です。屋外の活動が多い時期であれば防ぎにくいので、見送られるほうがよい場合があります。

深さに合わせて分けます

ここまで読んでくださったなら、これだけ覚えていただければ十分です。

CO2レーザーは「一度に深く」よりも「診断・深さ別の段階的除去・かさぶたの管理」が結果を作ります。

はじめにお出しした問いに戻れば、答えはここにあります。

DA Clinic Myeongdong はまもなく開院予定です。開院のお知らせや診療のご案内は、ブログとInstagramで先にお伝えしますね ^^

長い記事をお読みいただきありがとうございました。DA Clinic Myeongdong 代表院長の Kwon Si-jin でした。

本コラムは一般的な医学情報を提供するための情報提供のための記事であり、施術の効果と副作用は個人によって異なる場合があります。DA Clinic Myeongdong は開院予定です。(医療法第56条)