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Column

明洞の色素レーザー、始める前に院長が見るもの 〈診療の順序〉

色素・シミ

「レーザーを一度受ければ色素はすべて消えるのでしょうか」

「トーニングを受け続けているのに、なぜ変わらないのでしょうか」

色素でお悩みの方が、もっとも多くおっしゃるお話です。

DA Clinic Myeongdong、院長のKwon Si-jinです。

まもなく明洞で開院の準備を進めておりますが、開院を前に色素について知りたいという方が大変多く、まずは情報としてご案内いたします。

今日は どこへ行かれても、始める前に確認していただきたい三つ です。

色素の種類から分けているか

お顔にできた茶色い跡は、一種類ではありません。

  • そばかす境目が比較的はっきりしていて、日光によって濃くなったり薄くなったりします
  • 老人性色素斑境目のはっきりした茶色い斑点。なかなか薄くなりません
  • 肝斑境目がぼやけて広く広がります。刺激を受けるとかえって濃くなることがあります
  • 太田母斑の系統色素がはるかに深い層にあり、アプローチそのものが変わります

この四つは 色素の置かれた深さと性質が違うため、アプローチが分かれます。 とくに肝斑は、強いレーザーを高い出力で使うとかえって濃くなることがあり、ほかの色素と同じ方式で扱うのが難しいのです。

ですから初回のカウンセリングで 「私の色素はどんな種類ですか」 と伺ってみてください。種類を分けないまますぐ施術をすすめられるようなら、もう一度考えてみられてもよいです。

目だけで分けるのが難しい場合も多くあります。表皮にあるのか真皮まで下りているのかによって、回数と期待値がまったく変わるからです。当院ではイブイ(Eve-V)の色素モードで深さをまず分けて見てから始めます。

なぜこのレーザーなのかを説明するか

色素レーザーも一種類ではありません。エネルギーを どれだけ短い時間で 照射するか、どの波長 で照射するかによって性格が変わり、合う色素も分かれます。

名前を覚えていただく必要はありませんが、系統を知っておかれるとカウンセリングが楽になります。

  • ピコ秒系ごく短い時間でエネルギーを入れて色素を細かく砕くほうと説明されます。熱が広がる時間が短いため、施術後に色素がかえって上がってくるリスクを下げるほうと言われます
  • Qスイッチ系低い出力で何度かに分けて積み重ねるトーニング方式に長く使われてきた系統です
  • 複合波長系色素と血管を併せて見るときに言及されます

波長も性格が分かれます。短い波長は表面のほうの色素に、長い波長はより深いほうに届くと説明されます。

当院明洞院にはこの系統を分けて置きました。ピコのほうに ピコシュアプロピコプラストーニングのほうに ハリウッドスペクトラ色素と血管を併せて見るときに クラリティIIVレーザー です。

同じピコでも二台を併せて置いた理由があります。一方はアジア人の肌の色素のほうでよく言及される波長を使い、もう一方は二つの波長を行き来しながら、さまざまな色素に対応するほうと説明されます。色素がどの深さにあるかによって、手が伸びる機器が変わります。

ここでご確認いただくことはひとつです。「あなたの色素はこういう種類なので、このレーザーをこのくらいの強さで使います」 というつながりが説明されるかどうかです。ご自身の色素の話なしに機器の名前だけが出てくるなら、順序が入れ替わったカウンセリングです。

紫外線対策の計画まで一緒に示すか

色素の治療でもっとも残念な瞬間は、施術のときではなくそのあとです。

紫外線は色素をつくるもっとも大きな刺激なので、防がなければ、消したところに再びできやすいのです。 夏を越えるたびにまた濃くなったとお感じになる理由も、ここにあります。

ですからよいカウンセリングは、施術の計画と一緒にこうしたお話をします。

  • 日焼け止めをいつ、どのくらいの頻度で塗り直すか
  • 回復期間に避けるべき刺激は何か
  • 何回を見込むのか、中間の確認はいつか

色素は一度で終わる場合がまれです。回数の計画を最初から話してくれるところ のほうが、かえって安心できるものです。

付け加えますと、施術のあとに細かい角質が浮いたり、色素がしばらく濃く見えたりする時期があります。色素が表面へ上がってくる過程として説明されますが、これを先に聞いていないと「失敗した」と感じやすいものです。この説明を先にしてくれるかどうかもご覧ください。

回数がなぜ複数回なのか

「一度で強くやってはいけませんか」

十分に理解できるご質問ですが、色素ではこれがあまり通用しません。

一度に強く入れれば色素は砕けるかもしれませんが、周りの皮膚も一緒に刺激を受けます。そしてその刺激が 新しい色素を呼ぶ ほうへ返ってくる場合があります。とくに肝斑のように敏感な色素ではそうです。

ですから分けて安全にアプローチするほうが、結果的に早いのです。表面のほうの色素は比較的早く反応し、肝斑のように性質の違うものは何回かにわたって少しずつ近づいていきます。

施術後の数日はこのように流れます

色素の施術は、受けてからが半分です。流れをあらかじめ知っておかれると、不必要に驚かずにすみます。

  • 当日一時的に赤くなったり熱感があったりすることがあり、たいていその日のうちに落ち着きます
  • 2〜3日細かい角質が浮くことがあります。皮膚が整っていく過程として説明されます
  • 1〜2週間色素がしばらく濃く見えてから、薄くなっていく時期です

ここでもっともよくある失敗が 角質をむしってしまうこと です。無理にはがすと、その場所に跡が残りやすくなります。保湿を十分にして、自然に落ちるよう置いておかれるほうがよいです。

そしてこの期間に紫外線対策を怠ると、せっかく消したところに再び色素が上がってくることがあります。施術よりこの数週間のほうが、結果をより大きく分ける場合もあります。

ただし赤みが三日を超えてひどく続いたり、水ぶくれができたり、痛みがだんだん強くなったりする場合は、待たずに施術を受けたところへご連絡ください。

こうした場合は急がなくてもかまいません

正直に申し上げますと、今お肌が敏感であったり、最近日光をよく浴びられたりしたのであれば、しばらく待たれるほうがよいかもしれません。

炎症が残っている場所に色素の施術を重ねると、跡がより長く残ることがあるためです。

そして以下に当てはまる場合は、必ず事前にお知らせいただく必要があります。

  • 光に敏感になるお薬を 服用中 の場合
  • ニキビ治療用の内服薬(イソトレチノイン系)を 服用中、またはやめて間もない 場合
  • ケロイド 体質でいらっしゃる場合
  • 妊娠中・授乳中 でいらっしゃる場合
  • 施術部位に ヘルペスや湿疹 のような活動性の疾患がある場合

「今はまず鎮静が先です」と言ってくれるところが、結果的により信頼できるように思います。

  • どのレーザーかより 自分の色素が何なのか です
  • なぜこのレーザーなのか の説明を聞きます
  • 紫外線対策の計画 もあわせて受け取ります

よくあるご質問

Q. 何回くらい受けるものですか

A. 色素の種類と深さによって差が大きいです。浅い色素は比較的早く反応し、肝斑のように性質の違うものは何回かにわたって少しずつ近づいていきます。一度でなくす概念より、管理の概念で案内される場合が多いです。

Q. 施術後にかさぶたができました

A. 無理にはがさないでください。自然に落ちるよう置いておかれるほうが跡を減らします。この時期は紫外線対策がとくに大切です。

Q. 美白クリームだけではだめですか

A. 表面の薄い色素には役立つことがありますが、深く根づいた色素を化粧品だけで元に戻すのは難しいです。ただし施術後のケアでは役割がはっきりしています。

Q. 肝斑が濃くなった気がします

A. 施術の序盤に色素が表面へ上がってきて、しばらく濃く見える時期があります。ただし濃くなり続けるだけであれば、強さや方式が合っていなかった可能性がありますので、施術を受けたところで確認されるほうが安全です。

Q. トーニングを受け続けたのに、なぜそのままなのでしょうか

A. 二つを分けてご覧になる必要があります。色素の種類がトーニングに合っていなかったのかもしれませんし、紫外線の管理が続かず、消した分だけまたできたのかもしれません。回数をさらに増やす前に、この二つをまず確認されるほうが順序に合っています。

Q. 夏は受けてはいけませんか

A. 季節そのものより 日光にあたるのをどれだけ防げるか が基準です。屋外の活動が多い時期であれば防ぎにくいので、見送られるほうがよい場合があります。

色素は、消すことよりつくらないほうが大きいです

色素の治療を長く続けていると、結局同じ結論にたどり着きます。消す速さより、新しくつくられる速さを遅らせるほう が結果をより大きく変える、ということです。

最後にひとつだけ申し上げます。

同じ施術を同じ回数受けても結果が分かれる理由は、たいていここにあります。日焼け止めを朝に一度塗って終わりにするのと、日中に塗り直すのとの違いが、数か月後に目に見える違いとして返ってきます。

ですから回数を増やしてほしいというご要望より、この数か月をどう過ごされたかを一緒に確かめるカウンセリングのほうが、実際には役立ちます。

自分の色素は何か

整理すると、こうなります。

色素は「どのレーザーを受けるか」よりも「自分の色素が何であるか」を先に知る順序が、結果をつくります。

読む前といまとで、考えが少し変わっていれば何よりです。

DA Clinic Myeongdongはまもなく開院予定です。開院のお知らせと診療のご案内は、ブログとインスタグラムで先にお伝えいたします。

お読みいただきありがとうございました。DA Clinic Myeongdong、院長のKwon Si-jinでした。

本コラムは一般的な医学情報を提供するための情報記事であり、施術の効果と副作用は個人によって異なる場合があります。DA Clinic Myeongdongは開院予定です。(医療法第56条)