「PRPが自分の血液で肌を再生させると聞きましたが、本当に効果があるのですか?」
「一度打てば、傷跡がすっきり消えるのですか?」
PRPを調べていらっしゃる方が、まず最初に、そして最も率直に気になさる部分ですね。
DA Clinic Myeongdong 代表院長の Kwon Si-jin です。
私たちはまもなく明洞(ミョンドン)で開院する準備を進めているのですが、開院を前にPRPを気になさる方が多いので、情報としてまずまとめておきますね。
ご自身の血液を使うからといって、すべてがうまくいくわけではありません。なぜそうなるのかを一つずつ押さえていきます。
PRPは「ご自身の体の回復力」を借りて肌の再生を助ける施術であって、一度で傷跡を消す魔法ではないんですよね。カウンセリングで何を確認すればよいのかまで、一緒に見ていきます。
PRPは「自分の血液の成長因子」を使い直す施術です
PRP(Platelet-Rich Plasma)は、患者ご本人の血液を約10〜20cc抜いたあと、遠心分離機で回して血小板の豊富な血漿層だけを別に集め、肌にふたたび入れる自家再生の施術です。
血小板の中には PDGF・TGF-β・VEGF のようないくつもの成長因子が入っていますが、これらの成分が損傷した真皮を刺激して、回復とコラーゲン再生を手助けする原理です。
わかりやすくたとえると、自分の体の中にすでにある「修理の信号」を一か所に集めて、必要な場所にふたたびまいてあげる絵だとご覧いただくと、わかりやすいです ㅎㅎ
外部で作った物質ではなく、ご本人の血液成分を使うという点が、PRPを他の注射施術と区別する最も大きな特徴です。
外部の物質ではないので、アレルギーの負担が低いほうです
PRPが絶えず取り上げられる理由の一つが、まさに「自家血」だという点です。
フィラーや他の注入成分のように外部から取り寄せた物質ではなく、自分の体から抜いた血液を使いますから。
ですから外部の物質によるアレルギーや拒否反応のリスクが、比較的低いほうだと知られています。
ただ「自家血だから無条件に安全だ」というわけではありません。注射で進める施術である分、衛生的な採血・注入の環境が前提とされなければならないんですよね。
私たちは使い捨ての滅菌採血キットと、閉鎖型の遠心分離システムを備えて開院を準備しているのですが、血液が外気にさらされないように扱うことは、どの医院で受けられるにしても必ず確認されるとよい部分です。
正直に言うと、一度で劇的に変わる施術ではありません
PRPを一度受けて鏡を見ると「あれ、思ったより変わってないな?」となることがあります。
ここは、なぜそうなるのかを一つずつ押さえていきます。
成長因子がコラーゲン再生を手助けする方式なので、変化が現れるとしても、ふつう施術後4〜6週にわたってゆっくり上がってくるんですよね。
そのうえ、一度よりも4〜6週間隔で何度かに分けて受けるときに、積み重なった変化を期待する施術です。畑に肥料を一度にどっとやるのではなく、何度かに分けてやりながら土を活かす絵に近いです。
そしてこの部分が最も大切なのですが、PRPは効果の個人差が大きく、学術的にも根拠がまだ限られている施術です。同じ回数を受けても、ある方はキメがよくなったと感じ、ある方は体感が少ないことがあります。
ですから私たちは「確実によくなる」ではなく「自分の回復力を手助けする補助的な方向」としてご覧いただくことをおすすめします。(反応はそれぞれ異なります)
傷跡・毛穴… 万能ではなく、適応症があります
PRPはニキビ跡、開いた毛穴、小じわ、こけた肌の回復を手助けするのに活用されます。
ただ「使われる」と「解決する」は別の言葉です。
深く硬い傷跡を、PRP一つで元に戻すのは、正直に言って無理があります。
ですからPRPが自分の悩みに合った方向なのか、まず診断しながら一緒に確認していくのが正しいと考えています。とにかくPRPを受けてくださいというお話ではありません。
内出血・むくみはよくあり、こんな方はあらかじめお話しください
注射で進める施術である分、注入部位に微細な赤みやむくみ、内出血が生じることがあります。
たいてい1〜3日のうちにおさまるほうですが、内出血は人によって数日長く続くことがあるので、大切な予定があるなら余裕を持たれるのがよいです。
採血は一般的な健康診断の採血くらいで、注入は麻酔クリームを塗ったあとに進めるので、微細なちくちくする程度の場合が多いです。
ただ妊娠・授乳中であったり、血液凝固障害・免疫疾患がおありの方は、施術をおすすめしないか、事前の確認が必ず必要です。
こうした部分は施術の前にあらかじめお話しいただければ、受けてよい状況なのか一緒に確認いたします。(反応はそれぞれ異なります)
自分の血液だから安全なのか
自分の血液を使うという点から「それなら何も問題ないだろう」とお考えになりやすいのですが、正確に申し上げると 外部の物質に対するアレルギーの負担が低い という意味です。
注射そのものに伴うものは、そのまま残ります。内出血やむくみが生じることがありますし、針が入る施術なので感染の管理が必要です。
そして効果は個人差が大きいほうと言われます。血液から得られる成分の量と状態が、人によって、その日のコンディションによって違うためと説明されます。
ですから「自分の血だから無条件によい」より 「私の悩みにこのアプローチが合うのか」 を先にご覧になるほうが、順序に合っています。
どう入れるかも結果を分けます
同じ製品でも、注入の方式によって結果と回復が変わります。
広い面を均一に覆うときは機械で一定の深さと間隔を保つほうが有利で、目もとのように繊細なところは手で調節するほうがよいと言われます。そのため 機械と手を分けて使う 方式が言及されます。当院明洞院には自動注入機器としてダーマシャインプロを備えています。
そして 深さ が大切です。浅すぎると跡が長く残り、深すぎると狙った層を通り過ぎます。同じ製品・同じ回数なのに結果が分かれる地点は、たいていここです。
注射の施術は、入れることと同じくらい 落ち着かせる過程 も結果に影響します。当院がLDM-MEDやソノエルのような回復・ケア系を併せて備えている理由です。刺激の入った場所をそのままにするのと、鎮静の段階をつなぐのとでは、次の回のコンディションが変わってきます。
施術後の数日はこのように流れます
- 当日〜2日注射の跡がふくらんで残ることがあり、たいてい一両日中に落ち着くと説明されます
- 2〜3日赤みが薄くなります
- 1〜2週間内出血ができていれば、このころに消えるほうです
お顔全体に細かく入った日は赤みが少し長引くことがあるため、大切なご予定の直前は避けられるほう が気楽です。
回復期間は紫外線対策と保湿に気を配られ、サウナのように熱を多く加える活動は数日見送られるほうが安全です。
ただし2週間が過ぎても硬く触れるものがあったり、赤みがひどく続いたり、痛みがだんだん強くなったりする場合は、施術を受けたところで確認されるほうが安全です。
- ご自身の回復力を後押しする 補助的な施術です
- 根拠がまだ限られている 施術です
- 何回かに分けて・ゆっくり 進めます
よくある質問
Q. PRP、一度だけ受けても効果がありますか?
A. PRPは一度より何度かに分けて受けるときに、積み重なる変化を期待する施術です。成長因子がコラーゲン再生を手助けする方式なので、変化が現れるとしても、ふつう施術後4〜6週にわたってゆっくり上がってくるんですよね。ですからよく4〜6週間隔で3回ほどを一つの流れとして見る場合が多いです。ただ効果の個人差が大きく、根拠もまだ限られている施術なので、「何回なら無条件によくなる」と言い切るのは難しいです。肌の状態と反応を見ながら、回数と間隔を調節されるほうがより合っていると考えています。
Q. PRPは本当に安全ですか?
A. PRPは外部の物質ではなく、ご本人の血液を使うので、アレルギーや拒否反応のリスクが比較的低いほうだと知られています。ただ「自家血だから無条件に安全だ」という意味ではありません。注射施術である分、衛生的な採血・注入の環境が前提とされなければならないんですよね。ですから使い捨ての滅菌キットや閉鎖型の遠心分離のように、血液が外部にさらされないよう扱うかどうかが大切です。また妊娠・授乳中であったり、血液凝固障害、免疫疾患がおありなら、おすすめしないか事前の確認が必要なので、あらかじめお話しください。
支える施術と見るのが正確です
要点だけ残すと、こうなります。
明洞のPRPは、「自分の回復力を手助けする補助施術」としてご覧いただき、何度も・ゆっくり、現実的な期待値で近づかれるとよいです。
最初に出してくださったあの質問、いま答えが見えてきたでしょうか。
外部の物質が負担で、自家血ベースの施術を見ておられたり、傷跡・毛穴・キメを少しずつ整えたい方であれば、一度ご検討いただく価値はあります。
ただ一度で劇的な変化を望まれたり、深い傷跡が悩みであれば、PRPだけでは限界があります。そのときは診断しながら別の方向を一緒に定めるほうが合っていると考えています。
DA Clinic Myeongdong はまもなく開院予定です。開院のお知らせや診療のご案内は、ブログとInstagramで先にお伝えしますね ^^
長い記事をお読みいただきありがとうございました。DA Clinic Myeongdong 代表院長の Kwon Si-jin でした。
本コラムは一般的な医学情報を提供するための情報提供のための記事であり、施術の効果と副作用は個人によって異なる場合があります。DA Clinic Myeongdong は開院予定です。(医療法第56条)
