「糸リフトを一度受ければ、垂れた頬がぐっと上がると聞きましたが、私もできますか?」
「友人は効果があったそうですが、私は肉づきが多いほうなので、ためらってしまいます。」
糸リフトを悩まれている方が、よく口にされるお話ですね。
こんにちは。明洞で開院を準備している代表院長の Kwon Si-jin です ^^
私たちはまもなく明洞(ミョンドン)で開院する準備を進めているのですが、開院を前に糸リフトを気になさる方がとても多いので、まずは情報としてまとめておきますね。
頬の脂肪が多い場合、糸だけで無理に引き上げると、かえって期待とは逆に効果が出にくかったり、すぐに戻りやすかったりします。隠さずそのままお伝えします。
糸リフティングは「糸を何本入れるか」よりも「誰に、どの方向に入れるか」が結果を分けるんですよね。どこで受けられるにしても、押さえておきたい基準を一緒に見ていきます。
糸リフトは「糸で支えて引き上げる」施術です
糸リフトは、体内に吸収される糸(PDO・PCL・PLLA系)を肌の中の適切な層に入れて、垂れた組織を引き上げる非手術施術です。
入れた糸が即座に組織を支えて引き上げると同時に、周囲にコラーゲン再生を促す原理ですね。
だらりと垂れたカーテンを、見えないピンでそっと持ち上げて固定する場面を思い浮かべていただくと、わかりやすいです ㅎㅎ
糸そのものは6〜12か月かけて自然に吸収され、コラーゲン再生の効果はそれより長く、約1〜2年ほど続く傾向です。(場合によって差が出ます)
1つ目、肉づきが多い方には、正直におすすめしません
糸リフトは垂れた組織を「引き上げる」施術なので、支えるべき重さが重ければ、その分だけ持ちこたえるのが難しいんですよね。
まっさきに押さえておきたいのが、この部分です。
頬の肉づきが多かったり、垂れが深く進んでいたりする方が糸だけで解決しようとすると、効果が期待ほど出なかったり、すぐに沈んでくる感じを受けられたりすることがあります。
ですから私たちは「まず糸を入れよう」ではなく、先に垂れの量と肉づきの厚みを見て、糸が合う方かどうかから見分けます。肉づきが多い場合は、別の方式も併せてお伝えするほうが、正直な診療だと考えています。
2つ目、ベクトル(方向)と糸を入れる層が、本当の核心です
糸を「何本」入れたかを尋ねる方が多いのですが、実はより大切なのは、どの方向に、どの層に入れるかです。
垂れは人それぞれ、流れ落ちる方向が違いますよね。
その流れに逆らって引き上げる方向、つまりベクトルを誤ると、本数だけ増やしてもラインが不自然になることがあるんですよね。
糸を入れる層も同じです。深い層(SMAS)に入れるか皮下脂肪層に入れるかによって結果が変わるため、垂れのパターンを見て、個人に合わせて設計する必要があります。同じ糸を使っても結果が分かれるのは、まさにここなんですよね。
3つ目、後頬のこけと頬骨は、前もって見ておくべきです
糸で前を引き上げていくと、引かれた分だけ後ろの頬が少しこけて見えることがあります。
頬の肉づきが少ない方ほど、この部分をより気にかける必要があるんですよね。
ですから施術前に骨格も併せて見ます。こめかみがこけているか、頬骨が突き出ているかによって、引く程度と方向を調整する必要がありますから。
とにかく多く、強く引くのではなく、ご自身の顔の骨格に合わせて「どれだけ」引くかを決めるわけです。これはどちらの医院で受けられるにしても、前もって押さえておくと役立つ部分ですね。
正直に言うと、半年でほどけたなら理由があります
「糸リフトを受けたのに半年で元どおりに垂れた」というお話を、ときどき耳にされるでしょう。
ところがコラーゲン再生の効果まで見れば、通常は1〜2年は期待する施術なので、半年でぐっとほどけたのなら、施術そのものよりも固定点やベクトルの設計がうまく合っていなかった可能性が大きいです。
糸をかける固定点が弱かったり、引く方向が垂れの流れと合っていなかったりすると、時間が経つにつれて早く沈んでくることがあるんですよね。
もちろん人それぞれ組織の状態や回復の速さが異なるため、効果の持続期間には個人差があります。ただ、あまりに早くほどけたのなら、次は固定点と方向の設計を必ず押さえていかれることをおすすめします。
糸の材質によって維持期間が分かれます
同じ「糸」でも材質が分かれ、維持期間も一緒に変わります。
- PDOもっとも広く使われます。おおむね6〜12か月と案内されます
- PLLAより長くもつと説明されるほうで、12〜24か月ほどが言及されます
- PCLもっとも長く語られるほうで、18か月以上と記した資料もあります
ですから「半年でゆるんだ」と判断されるときも、材質から確認する順序 が先です。材質に比べて早すぎるようなら、そのときに固定点や方向の設計のほうを併せて見ます。
そして糸が溶けると効果も一緒に消えるわけではありません。糸が通ったところにつくられたコラーゲンがしばらく役割を続けるという説明があり、糸の寿命と結果の寿命は正確に重なるわけではありません。
回復はこの順序で過ぎていきます
- 当日〜3日もっとも不快な区間です。あくびをしたり大きく笑ったりするとき、突っぱる感じがはっきりします
- 一週間前後むくみが目に見えて引き、突っぱる感じもゆるやかになります
- 2〜4週間落ち着いて表情が自然になります。このころが実際の姿に近いです
最初の数日は口を大きく開けたり強くこすったりしないほうが安全で、サウナのように熱を多く加える活動は見送られるほうがよいです。
ただし痛みが減らずに強くなったり、片側だけ腫れて熱感が出たり、皮膚の上から糸が触れたりする場合は、待たずに施術を受けたところへすぐご連絡ください。
三つの系統を並べてみると
たるみというひとつの言葉のなかに、性格の違うものが混ざっています。ですからアプローチも分かれます。
- 超音波(HIFU)深い層を点で狙う。下りてきたものを引き上げるほう。ウルセラピープライム・シュリンクユニバース・ソフウェーブ
- 高周波(RF)真皮を面で温める。ハリ・肌のきめのほう。サーマクールFLX・インモード・XERF・ボルニューマ
- マイクロ波脂肪層まで届く。ラインの整理のほう。オンダ
ここに糸はまた別の系統です。熱で組織を収縮させるのではなく、物理的に引っかけて上げる ほうですから。
当院明洞院にこの系統をすべて置いた理由は単純です。選択肢があってはじめて「これは今されなくても大丈夫です」と言えるからです。一台しかなければ、どんなたるみが来ても結論がその一台へ収束していきます。
- 本数より 方向と固定点 が結果をつくります
- 頬の肉が多いと 糸だけで引き上げても早く戻りやすい です
- 糸の材質によって 持続期間が変わります
よくある質問
Q. 糸は体にずっと残っているのですか?
A. 糸リフトに使う糸は体内に吸収される材質なので、時間が経てば自然に分解されます。PDO・PCL・PLLA系の吸収性の糸を使い、通常は6〜12か月かけて溶けて消えるんですよね。ですから永久に残るわけではありません。ただ糸が吸収される間に刺激されたコラーゲン再生の効果は、それより長く約1〜2年ほど続く傾向です。ですから「糸が溶ければすぐ元どおりに戻る」というよりも、糸が消えた後もしばらく弾力の改善が維持されると見ていただくほうが正確です。効果の持続期間には個人差があります。
Q. 施術してすぐに日常生活ができますか?
A. 糸リフトは切開なしで局所麻酔で進めるので、回復のために長く休む必要のある施術ではありません。ただ、当日から普段とまったく同じように過ごせるという意味ではありません。施術直後にわずかな腫れや内出血が見えることがあり、通常は1週間以内におさまります。そして入れた糸が定着する1〜2週間は、大きく笑ったり口を過度に開けたりする表情や、サウナ・激しい運動は避けてください。寝るときも施術部位が枕で押されないよう、天井を見て寝られるのがよいです。1〜2週間ほど少しの引っ張られる感じがすることがありますが、次第に自然になっていきます。
Q. 他のリフティング施術と一緒に受けてもよいですか?
A. 糸リフトは、ボトックス・フィラーや、サーマクール・ウルセラのような高周波・超音波リフティングと一緒に受けられる場合が多いです。糸が垂れた組織を物理的に支えて引き上げるなら、高周波や超音波は弾力と肌のキメを整えるというように、役割が少しずつ異なるんですよね。ですから垂れと弾力を一緒に悩まれている方には、併行が役立つことがあります。ただ、とにかく複数を一度に受けるのが正解というわけではなく、ご自身の垂れのパターンと肌の状態を見て、どの組み合わせが合うか、施術の順序を診断しながら定めるのが先です。
本数より方向です
要点だけ残すと、こうなります。
糸リフトは、本数よりも「対象の選定・ベクトル・固定点」が結果を作ります。
最初に出してくださったあの質問、いま答えが見えてきたでしょうか。
DA Clinic Myeongdong はまもなく開院予定です。開院のお知らせや診療のご案内は、ブログとInstagramで先にお伝えしますね ^^
長い記事をお読みいただきありがとうございました。DA Clinic Myeongdong 代表院長の Kwon Si-jin でした。
本コラムは一般的な医学情報を提供するための情報提供のための記事であり、施術の効果と副作用は個人によって異なる場合があります。DA Clinic Myeongdong は開院予定です。(医療法第56条)
